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[ 村沢和英 ] ライター気分の“こんなのってあり?” - 2006年01月14日

 

先日馬の能力の数値化ということについて異論を出した。岡村様にもご指摘を受けたがそれを1つの判断基準として用いているならばそれはそれで面白いと思う。さらに岡村様のように基礎能力の一部を判断基準に据えてオリジナリティな数値化を推し進めているような予想には共感を覚える。

例えば数字で判断される受験生や陸上競技のアスリートとでは本質イコールの数字の価値であると考えられる。それは前提条件に「努力」つまり「やる気」があるわけで数字を目指しているという背景が存在しているからだ。したがって数字というものの信憑性は極めて高くなる。

では受験生・アスリートに対して競走馬に当てはめられている能力数値というものはどうなのか?数字を目指す努力ややる気というものは競走馬自体には存在していない。つまり厩舎関係者にはその気があっても、実際の競走馬に数字を目指すという目的意識はさらさらない。

1つの判断基準である競走馬の「自己ベスト」とはいったい何をもってどう判断すべきか?過去に走れたという事だけではあまりにも能力を測る基準としては乏しいと思えてならない。私が否定したいのは、能力数値を形成させる上で一番重要と思える「データ」を不十分にしか取り込めない競馬環境(レース)において、あたかもその能力数値が全てと括って考えられていらっしゃる某予想家の方々の事っす。(結果が能力値上位順だとか能力値1位とか・・・そんなんがデジタル競馬っすか?いいとこお笑いだね)

デジタル競馬が盛況の中、もっと「本質」により近い能力数値に出会いたいものです。そんな意味でも岡村様のようなオリジナリティ溢れる数値化には今後も大変期待を寄せております。

 

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