東京メインの富士ステークスは、G1・マイルCSへのステップと位置づけられるG2戦。3歳トップマイラー始動戦として定着してきたレースだが、過去の成績を洗いなおしてみると、決して3歳馬に有利なレースとは言えないところ。
そう、本来この時期の3歳馬は、たとえ斤量面で有利だとしても、それでもまだ古馬とは力量差があるはずなのだ。世代間のレベル差とはまた違う、大人と子どもの差と言うべきか。
予想ソフトはその辺りにシビアで、この時期に3歳馬を古馬より高く評価することは滅多にない。この富士Sにしても『カツラギ』推奨(10)ペルシアンナイトを筆頭に、(4)サトノアーサー、(9)ケイアイノーテックなど、重い印がつくのは4歳以上の馬ばかり。G1ホースの(11)ラウダシオンや古馬相手の実績がある(7)スマイルカナでも4番手争いがやっとという状態だ。
傾向としては穴系ソフトも変わらず、推奨されるのは(5)ヴァンドギャルド、(6)レイエンダに(3)モズダディーといった4歳以上。正直ここまで差が出るのは意外だったのだが、今年の富士Sは3歳馬完全無視。(10)から(4)(9)(5)(6)(3)の結論となる。
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