スプリンターズSとマイルCSをつなぐ一戦となるスワンステークス。重賞勝ち馬が数多く集う、格式高いG2のわりに、ここは意外なほどの荒れ傾向。近年はそこまで荒れてはいないのだが、3連単発売開始以降、その平均配当は軽く30万を超えている。
今年は安田記念勝ち馬の(10)モズアスコットが出走。デビュー以来勝ち馬から0.4秒以上離されたことのない堅実馬であり、鞍上も目下重賞4連勝中のルメール騎手。これはさすがに軸は堅いかと見えたのだが、『カツラギ』など半数以上の予想ソフトは同馬よりも(8)ロードクエストのほうに重い印を打ってきた。
最大の要因は安田記念の低指数と考えて間違いないだろう。むしろ(10)モズは3走前のマイラーズC2着や、5走前の阪神カップ4着の指数で何とか2番目に踏みとどまった格好だ。
(8)ロードクエストの『カツラギ』予想勝率は30%。それを『ダビジェネ』『C−Lex』がサポートする形で、近走成績が冴えない馬としては異例の高評価とも見えてくる。スワンSは迷うことなく、(8)ロードクエストから(10)(3)(5)(11)(1)に流してみたい。
→記事説明書 →過去の記事
|