古くはジャングルポケットやマツリダゴッホ、近年もゴールドシップやロゴタイプなど、十指に余る“のちのG1馬”を輩出している札幌2歳ステークス。注意すべきは、それらGI馬の多くが必ずしもこのレースを勝ててはいないという点だ。このレースへ出走すること自体が、陣営の期待の現われ。そういった意味では勝ち負けより出走自体に価値のある、稀有なレースとも言えるだろう。
予想ソフトの印は(10)クリノクーニングと(3)ミスマンマミーアの2頭に集中した。(10)は新馬戦レコード勝ちのオルフェーヴル産駒、(3)は前哨戦となるオープン特別2着の実績最上位であり、予想ソフトとしては順当な印の付き方だと思われる。
それらに続く3番手争いも(7)ダブルシャープと(8)ディバインブリーズの2頭で、(11)ロックディスタウンは△もまばらな総合8番手。どうも“上がりの速いレース”は予想ソフトに評価されにくい傾向にあるようだ。
穴系ソフトの推奨馬は(4)カレンシリエージョと(6)コスモインザハートの2頭。もう1頭挙げるなら(2)ヴィオトポスだが、札幌2歳Sは(3)から(10)(7)(8)(4)(6)の5点流しを結論としてみたい。
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