JRA唯一の1000m重賞であるアイビスサマーダッシュ。この直線1000mコースは最初の4年間、8枠の馬だけを買っていれば必ず儲かるコースだった。外枠有利が知れ渡り、内枠各馬がスタート直後から外へ外へと殺到しても、それでも8枠の絶対優位が揺るがない特殊コースだった。
いまだに「新潟芝1000は8枠有利」という話を聞くのだが、その狂宴は10年以上も前、05年には終了している。近年は勝ち馬に限れば、8枠よりも2〜3枠のほうが好成績であるぐらいだ。
今年のアイビスSDには、前年2着の(9)ネロが出走する。予想ソフトは勢いよりも実績重視、ならば新潟芝1000m5戦5連対(2勝)のコース巧者でもある(9)ネロが最上位に評価されるのは当然の流れだろう。『カツラギ』予想勝率22%。これが『ダビジェネ』の協賛も得て盤石の態勢となっている。
それに続く2番手争いは(11)レヴァンテライオンと(1)ナリタスターワンで、(10)フィドゥーシアと(16)アクティブミノルは共に総合5番手以下。アイビスSDは図らずもヒモ穴狙い。(9)から(11)(1)(4)(5)(2)に流す結論となる。
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