古くはジャングルポケットやマツリダゴッホ、近年もゴールドシップやロゴタイプなど、十指に余る“のちのG1馬”を輩出している札幌2歳S。注意すべきは、それらGI馬の多くが、このレースを勝ててはいないという点か。このレースへ出走すること自体、陣営の期待の現われ。出走すること自体に価値のあるレースだと言えるだろう。
今年注目されるのは、新馬戦をレコード勝ちした(8)タガノアシュラだろう。0.1秒や0.2秒刻みで更新されてきた、過去のコースレコードを、一気に1.1秒も更新する破格の逃げきり勝ち。しかもその新馬戦で4馬身ほど置き去りにした2着馬が、その後未勝利とオープン特別を連勝するというオマケ付きだ。
普段それほど持ち時計を気にしない予想ソフトたちも、さすがにこれは無視できない模様。『カツラギ』など大半のソフトが同馬を不動の本命とし、その予想勝率は24%。他馬をまったく寄せつけず、(13)ブラックオニキスが若干の抵抗を試みる程度となっている。
素質馬ぞろいも、これでは他に選択肢なし。札幌2歳Sは(8)タガノから(13)(5)(7)(6)(1)に流してみたい。
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