少頭数になることが多い割にハイペースとなる小倉記念。過去10年の前半3ハロンはいずれも34秒台であり、前半だけなら同距離のG1・天皇賞(秋)と比較しても格段に速い。小倉の芝は時計が出やすい傾向にはあるのだが、それを考慮してもJRA随一のハイペース中距離戦ではないかと考えられる。
そのような背景もあって、過去11年でコース・レコードの更新が4回。ハイペース巧者といえば、3年前に1分57秒1を記録して、このコースのレコードホルダーとなっている(7)メイショウナルトの姿も見えるのだが、予想ソフトの目はそちらには向いていないようだ。
これこそ予想ソフトが単純に“持ち時計”比較をしているわけではないという証拠。『カツラギ』は(5)ベルーフ、『ダビジェネ』は(11)ダコール、『C−Lex』は(4)アングライフェンを筆頭に推奨してきた。
なかでもアタマひとつ抜け出したのは、3頭の中で持ち時計が最も遅い(4)アングライフェン(1分58秒4)。3年前の(7)メイショウナルトとて、そのレコードを記録する前の持ち時計は2分1秒4だった。小倉記念は(4)から(11)(5)(2)(6)(3)へ。
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