ＪＲＡ唯一の１０００ｍ重賞となるアイビスサマーダッシュ。この直線１０００ｍは最初の４年間、８枠の馬だけを買っていればかならず儲かるコースだった。外枠有利が知れ渡り、内枠各馬がスタート直後から外へ外へと殺到しても、それでも８枠の絶対優位が揺るがない特殊コースだった。
ただ、その狂宴も05年には終了。今では外枠有利の名残りもほとんどなくなり、２〜８枠の成績は年々フラットになりつつある。ただし１枠、この枠だけは15年が経過してもサッパリだということだけは覚えておきたい。
今年のアイビスＳＤには、前年勝ち馬である(４)ベルカントが出走。この馬がコース巧者の(13)ネロと人気を分け合うことになりそうだが、実績で言うなら重賞４勝馬と、重賞では１度も馬券対象になったことのない馬。実績重視の傾向にある予想ソフトが推奨するのは、当然(４)ベルカントのほうだ。
『カツラギ』の予想を見ても、勝率41％での大推奨。『ダビジェネ』にしても『Ｃ−Ｌｅｘ』にしても完全同調の論調で、アイビスＳＤは(４)ベルカントから(６)(３)(12)(10)(５)に流す結論となる。
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