前半戦、春季競馬の総決算となる宝塚記念。まず『カツラギ』の本命は、予想勝率17%での(9)ドゥラメンテと出た。強いと言われる現4歳世代において、その中でも皐月賞とダービーで見せた決め脚は別格。8戦8連対の成績からも、予想ソフト的な不安要素は皆無ではないかとも思われた。
しかし(9)ドゥラメンテに◎を打つ予想ソフトは『カツラギ』だけ。『カツラギ』だけだったのだ。17%の予想勝率も決して図抜けたものではなく、上位混戦の中から、わずかに抜け出た程度。皐月賞とダービーの指数が存外低く出ているのが原因であるようだ。
それなら2番人気の(3)キタサンブラックがそれを逆転というシナリオか? いやいや、『ダビジェネ』『C−Lex』など、過半数の支持を集めたのは(2)アンビシャス。たしかに産経大阪杯、キタサンブラックは5番人気2着であり、アンビシャスは2番人気1着だったのだ。(3)キタサンブラックの前走・天皇賞勝ちを加味しても、これで人気が逆転するのもおかしな話。そう考えると、これは正当な評価。宝塚記念は(2)アンビシャスから(9)(3)(7)(1)(4)に流す結論となる。
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