函館メーンの函館記念は、前週の七夕賞と並び夏競馬を象徴する芝2000mのハンデ重賞。近年は競馬場の改装や距離変更でバリエーションが出てきたのだが、20世紀の夏競馬は8月末まで平坦小回り芝2000mのハンデ重賞が続くようなイメージだった。
各馬のハンデを見ると、(11)エアソミュールの57・5kgが目に付くところ。前年の勝ち馬でもあり、G1でも好勝負している(7)ラブイズブーシェと横並びではなく、それより上というのはそれなりに意味があってのことなのだろう。
予想ソフトにしても、その点は見逃さず、『カツラギ』『ダビジェネ』など過半数がこの馬を筆頭に推奨。ハンデ戦であるだけに、さすがに予想勝率は16%にとどまっているのだが、印の数で後続を完封。1番人気ではあるのだろうが、問題なく軸馬ということになる。
穴系ソフトの推奨は(1)ヤマカツエースと(8)アーデント、(10)リベルタスの3頭で、特に注目したいのは3歳馬の(1)ヤマカツエース。G1では崩れてしまったが、偶然やフロックでG2・NZTを勝った馬ではない。函館記念は(11)エアソミュールから(16)(7)(1)(8)(10)へ。
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