牡牝、短距離路線すべてを合わせても、重賞2勝馬がなかなか誕生しなかった今年のクラシック戦線。驚くべきは、重賞に限らずオープン2勝馬でさえも、サトノクラウンと牝馬ココロノアイ、そして短距離路線に進んだペイシャオブローの計3頭だけということ。
実は本命不在のクラシックと言われた2008年も似たような状況だったのだが、今年はそれを囁かれることもない。上位人気馬には現状成績以上の期待感があるということなのだろう。
その期待感が一番高いのは恐らくスプリングS2着の(5)リアルスティール。しかし予想ソフトは同馬の成績をまったく評価せず、『カツラギ』予想勝率は5%の総合7番手。共同通信杯勝ちはまずまずの高指数なのだが、スプリングSは勝った(7)キタサンブラックも含めてまったく評価されていない。
予想ソフトの本質は“資質を基にした未来予測”ではなく、“過去実績の正確な比較”。『カツラギ』など過半数のソフトは予想勝率23%で(8)サトノクラウンを筆頭に推奨しており、皐月賞はここから(7)(15)(1)(11)(9)に流す結論になる。
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