かつては年間7レース以上も施行されていた2〜3歳限定の1200m重賞も、このファルコンSが距離延長されてからは函館、小倉2歳Sの年間2レースだけに。近年、若齢スプリンターはいやおうなしに距離対応を求められるレース体系になっている。
それでも一縷の望みをたくし、このファルコンSには毎年スプリンターが大挙出走。しかし1400mになってからの勝ち馬3頭は、いずれも1200mに出走した経験さえない馬だった。
とはいえ、そういった傾向を意に介さず、予想ソフトが大推奨してきたのは前走スプリント戦で強い競馬を見せた(9)アポロノシンザンだった。予想ソフトの多くは距離延長、距離短縮のファクターをあまり重要ではないと考えているようで、それならこの見解にも納得できないことはない。
2番手以降も『C−Lex』推奨の(7)マジックシャトルや(15)レンイングランドなど、スプリント戦を勝ち上がってきた馬がズラリ。今年のファルコンSは(9)アポロノシンザンから(15)(7)(3)(6)(17)へ。相手もスプリント2勝馬ばかりという結論になる。
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