クラシック三冠レースを戦ってきた3歳馬と、歴戦の古馬が正面から激突するエリザベス女王杯。96年、このレースが古馬に解放されてからの最初の5年間は古馬が上位人気を独占するレースだったのだが、それ以降の13年間は3歳馬の人気が優勢。今年もその傾向は続いているようだ。
しかしこれが3歳馬優勢のレースかというと、まったくそのようなデータは残っていない。過去10年に限定しても3歳馬5勝に対して古馬も5勝。1番人気の数は3歳馬7頭に対して古馬3頭。そして馬券になった過去10年のべ30頭の内訳は、3歳馬は10頭に対して古馬20頭となっている。
そういった傾向を知ってか知らずか、予想ソフトは3歳馬の存在を一切無視。(1)ラキシスと(16)スマートレイアー、一騎打ちの構図を打ち出してきた。前者は『カダビジェネ』『カツラギ』の本命で、予想勝率17%。後者が『C−Lex』推奨、11%でこれを追う。
(5)ヌーヴォレコルトは総合7番手にとどまり、(12)ショウナンパンドラは総合11番手。さすがにここまでの低評価は意外だが、エリザベス女王杯は(1)から(16)(15)(9)(3)(7)に流してみたい。
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