JRA唯一の1000m重賞となるアイビスサマーダッシュ。この直線1000mは最初の3〜4年間、8枠の馬だけを買っていれば必ず儲かるコースだった。外枠有利が知れ渡り、内枠各馬がスタート直後から外へ外へと殺到しても、それでも8枠絶対有利が揺るがない特殊コースだった。
ただ、その狂宴も05年には終了。外枠有利の名残りさえなくなり、2〜8枠の成績は年々フラットになりつつある。ただし1枠、この枠だけは14年が経過してもサッパリだということだけは覚えておきたい。
今年のアイビスSD、『カツラギ』の本命は予想勝率20%での(10)アースソニックだった。評価基準となるのはおそらく5月の同コース韋駄天S。そのレースと比較して、1着(2)は今回斤量1kg増。2着(3)は0.5kg減だが、クビ差3着の(10)は1kg減。4着以下の(6)(8)(1)なども斤量増で臨むことになるだけに、主観を入れない客観的な比較としては、ごく当然の帰結だろう。
別路線からは『ダビジェネ』本命の(12)アンバルブライベンが際どくこれに迫るも、逆転までには至らず。アイビスSDは(10)から(12)(3)(2)(5)(4)の結論となる。
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