クラシック三冠レースを戦ってきた3歳馬と、歴戦の古馬が正面から激突するエリザベス女王杯。96年、このレースが古馬に解放されてからの最初の5年間は古馬が上位人気を独占するレースだったのだが、それ以降の12年間は3歳馬の人気が優勢。今年もその傾向は続いているようだ。
しかしこれが3歳馬優勢のレースかというと、決してそのようなデータは残っていない。古馬解放の96年以降、3歳馬の単勝回収値は59%であり、複勝回収値は42%。これは明らかに過剰人気だと思われる。
その辺りを見越してか、予想ソフトもハッキリと3歳馬軽視の方針を打ち出してきた。『カツラギ』『ダビジェネ』『C−Lex』は予想勝率46%で(9)ヴィルシーナを本命とし、それに続くのも(7)アロマティコや(6)ハナズといった4歳勢。
(14)デニムアンドルビーは予想勝率4%の総合7番手、(3)メイショウマンボも3%の9番手に沈み、明暗クッキリ。穴系ソフトの推奨は(1)オールザットジャズや(8)マルセリーナといった5歳勢で、エリザベス女王杯は(9)ヴィルシーナから(7)(6)(10)(1)(8)に流す結論となる。
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