阪神JFの前哨戦として、今年から新設された重賞のアルテミスS。このレースは“2年間の競走実績”を有していないため、当面はグレードなしの重賞という扱いになる。前年までの牝馬限定500万下、赤松賞が格上げされた形だろう。
この時期の2歳重賞は、すでに実績のある馬と、それらを上回る可能性のある素質馬が入り乱れた争いになるのだが、今回予想ソフトはひとつの顕著な傾向をさし示してきた。
1ヵ月前に行われた牝馬限定500万下サフラン賞組の、異常なまでの高評価。このレースに出走した4頭を、すべての予想ソフトが上位に組み込んでいるのだ。2着(18)エターナルムーンと3着(3)ネロディアマンテ、4着(10)ナンシーシャインに、7着(15)シーブリーズライフまで。どのソフトを見ても、上位4つの印はほとんどサフラン賞組でうまっている。
そのサフラン賞は2歳レコード記録R。恐らくそれが理由なのだろうが、それにしてもと呆気にとられる。『カツラギ』も3着(3)ネロディアマンテを予想勝率26%での首位とし、(18)(10)(15)はそれぞれ16%、10%、9%での2〜4番手。アルテミスSは(3)から(18)(10)(15)(11)(9)へ。
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