東京メーンの東京スポーツ杯2歳Sは、新馬戦を勝った直後の1戦1勝馬が過去10年で6勝。これは同時期の2歳重賞の中でも特異な傾向で、それゆえか翌年のクラシック戦線に今ひとつ繋がっていない。
このレースの勝ち馬は古馬になってから真価を発揮するタイプが多く、しかもキングヘイロー、アドマイヤコジーンやアドマイヤマックスなど、後にスプリント戦線で活躍した馬が多数。1戦1勝の実績よりも、この傾向のほうが攻略の糸口となりそうだ。
今年のメンバーも(13)ディープブリランテや(5)エネアドなどディープ産駒の1戦1勝馬がある程度の人気を集めそうなところ。しかし予想ソフトは基本的に実績重視。よほどのことがないかぎり1戦1勝馬が重賞好走馬の指数を超えることはなく、やはり(1)クラレントと(14)ジャスタウェイが評価を分け合うことになった。
『カツラギ』は予想勝率26%で(14)ジャスタウェイ、17%で(12)マイネルロブストを推すが、『ダビジェネ』や『C−Lex』など過半数のソフトは(1)クラレントを上位に推奨。東京スポーツ杯は(1)から(14)(12)(6)(15)(10)に流す結論としてみたい。
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