クラシック戦線は脇役どまり、昨年秋は裏街道を進んできた(9)トゥザグローリーが、ここにきて異様な強さを見せ始めた。第143回の天皇賞は、強い4歳世代の中でも、さらにもう一段上の下剋上を目指す。
しかし予想ソフトの印は、それほど(9)トゥザグローリー一色でもない。『C−Lex』は(4)ローズキングダムに◎を打ち、『ダビジェネ』は(3)ナムラクレセント。(9)トゥザグローリーは『カツラギ』の本命ではあるものの、その予想勝率は14%にとどまっている。
『カツラギ』は2番手に13%で(15)エイシンフラッシュの名前を挙げ、3番手に10%の(6)ペルーサ。どうやらこれはオッズが示す以上に実力伯仲、横一線の大混戦と考えられているようだ。
しかしそれでも、総合首位を譲らなかったのは(9)トゥザグローリー。飛び抜けた能力を評価されたと言うよりは、他の有力各馬が支持率を分け合った上での本命という形だが、必ずしも実績上位ではないだけにそれは仕方のない面もあるか。
予想ソフトは実績重視だが、それでも首位を譲らなかった(9)トゥザグローリー。天皇賞は(9)から(4)(3)(6)(17)(14)へ流す結論となる。
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