混戦と言われた桜花賞が大波乱に終わり、さらに混迷の度合いを増した牝馬クラシック。今年のオークスは前日発売の最終オッズを見ても1番人気は定まらず、難解という文字だけが浮かび上がってくる。
こういった展開でこそ、各馬の能力を客観的に判断できる“予想ソフト”の得意分野かと思ったのだが、頭を悩ませているのはコンピュータも同じことだった。しかもそれはオッズ以上に拮抗している。
何と言っても驚いたのが『カツラギ』の見解。指数1位の(8)マイネレーツェルと(6)エフティマイアがほぼ同率で並ぶのだが、その予想勝率は10%。こんな低率の◎は過去10年の連載を振り返っても記憶にない。
さらに驚くべきはそれを追随するグループで、なんと出走18頭のうち14頭までが予想勝率は5%以上。つまり1位から14位までが、たった5%の間にひしめき合っているのだ。
しかしそれでも『カツラギ』は(8)マイネレーツェルを筆頭に挙げた。その◎に賛同するソフトは無かったが、『C−Lex』も▲を付けて評価を僅かに押し上げた。オークスは(8)から(12)(10)(6)(3)(9)への結論となる。
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