2歳時の3連勝でクラシックを嘱望された(4)マルカシェンクが、長期休養明けの前走で鮮やかな復活。多少強引な逃げでもオープン特別では力が違うと言わんばかりのレースぶりだった。
たしかに能力比較ならここに入ってもヒケを取るところはなく、『カツラギ』『ダビジェネ』が予想勝率41%で同馬を筆頭に推奨。2番手(1)ニルヴァーナは10%、3番手(11)ディアデラノビアは8%なので、これはもう1頭だけ突き抜けた評価と考えるしかないだろう。
しかしそれに対抗するように『C−Lex』が◎を打ち、総合でも2番手に食い込んできたのが前年の覇者(15)アサカディフィート。ちなみに前年のこのレースにも(4)マルカシェンクは1番人気で出走していて、中団から4角先団に取り付くも、そこから伸びずに7着に敗れている。
2歳時は差す競馬で3連勝してきた(4)マルカシェンクだが、それ以降は逃げという脚質でしか好走できていない。能力はあっても、その能力を発揮する条件に注文のつく馬と考え、小倉大賞典は総合2番手の(15)から(11)(16)(1)(12)(3)での勝負としてみたい。
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