1997年の10月から始まった当連載も、今日この掲載でちょうど10年が経過。“十年ひと昔”と言われるが、当時はまだパソコンの普及率は現在の十分の一以下であり、携帯電話でのショートメールサービスがやっと登場したという時期。思い返せば隔世の感がある。
しかし本命系ソフトの推奨馬から穴系ソフトの推奨馬に流すという基本理念は当時から変わっていない。溢れるほどのロジックを詰め込んだ予想ソフトの印をひとつひとつ解析し、そこから到達した結論が、的中率と回収率のバランスを取るという手法だったのだ。
本日の京都メーン、デイリー杯2歳Sは突出馬がおらず、難解な一戦。『カツラギ』は(7)シャランジュを筆頭推奨とするものの、その予想勝率16%にすぎず、11〜15%で続く(13)(12)(2)(10)などから抜け出した感覚は得られなかった。
さらに『C−Lex』は(4)マイネルフェスタを本命に推し、状況は混沌。対抗まで考慮した印の数を見て、ようやく『ダビジェネ』推奨(10)マルブツイースターが一歩抜け出す形となった。デイリー杯2歳Sは(10)から(7)(2)(13)(4)(12)へ流してみたい。
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