通常なら世代を代表するレベルとなるはずの4勝馬が3頭も出走し、そのいずれもが上位人気に推されることのない桜花賞。年末の阪神JFまで安定した強さを見せていた(10)アルーリングボイスが失速し、それに替わるニューヒロインが現れないままのクラシック突入となってしまった。
その阪神JF以降、牝馬限定のオープンを1番人気で勝ったのは11戦して(12)コイウタと(2)アサヒライジングの2頭。ひょっとすると、この両頭がチューリップ賞に出走していたら、もう少し状況は変わっていたのかも知れない。
そうは言っても堂々の中心馬は存在する。夏の札幌以来の出走となったチューリップ賞を2番人気で勝ちきった(8)アドマイヤキッスだ。この馬を破った牡馬たちがその後今ひとつ伸び悩んでいる辺りは気になるが、底を見せないまま最重要トライアルを勝ちきった辺りは認めるべきか。
予想ソフトの評価も大体がそのような感じで、約4割のソフトが(8)アドマイヤキッスを本命に推奨。得票率としては高くはないが、『カツラギ』予想勝率34%が決め手、桜花賞は(8)から(4)(12)(2)(15)(9)へ流してみたい。
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