半信半疑ながら実績馬の復活が期待された春の天皇賞だが、結果は人気馬総崩れ。古馬長距離戦の勢力図はより一層混沌とし、明日に控えるディープインパクトの秋を待つまでもなく、古馬勢は3歳勢に蹂躙されるのではないかという心配まで囁かれはじめた。
そういった中、昨年有馬記念以来の復帰となるのが(10)タップダンスシチー。一昨年まではシンボリクリスエス、昨年はゼンノロブロイと並び古馬の中核を担ってきた同馬が、ここは得意のコースで力の差を見せつける舞台となるか。
予想ソフトの評価も足並みはまったく乱れず、『カツラギ』『C−Lex』に『馬券博士』など、全会一致で(10)タップダンスシチー。予想勝率43%の同馬が、25%(1)アドマイヤグルーヴと17%(3)ヴィータローザを従える形となる。
『Queen』の展開予想は(10)タップダンスシチーの逃げに(5)シルクフェイマスがピッタリと付いてのハイペース。最後の直線ではどちらかが脱落し、そこで漁夫の利を得るのが(7)マーベラスダンスなどの差し馬勢。金鯱賞は(10)から(1)(8)(3)(7)(9)、一線級古馬の力強いレース振りを期待したい。
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