秋への成長と距離適性が逆転のシナリオとして定着してきた菊花賞。今年の牡馬クラシック戦々を振り返ると「成長」を伺える馬が見当たらないというのが最大の特徴かと。つまり皐月賞、ダービー組みの力関係は舞台がどう変ろうとも着順は変わらないという確信を持っている。そんな要素がディープの3冠を強力にプッシュしているとも思える。今度は違う・・・とか、距離が伸びて・・・とかで着順は変わらない・今年の牡馬クラシック戦々はめずらしいほどに底辺に至るまで「逆転」という演出は存在しなかったのだ。ディープを除く有力馬の馬体も3000mという距離適性を感じさせてくれない。ここは今年の牡馬クラシック戦々の最大な特徴であった「力差に何ら変動なし」という事で馬券になる。唯一可能性という部分において1頭だけ存在価値のある馬が居る・ピサノパティックだ。500万を勝ってのセントライト記念3着。オマケに当時はテンションが高かった状態での好走。菊花賞によくある「変わる可能性」を唯一持ち得る馬として警戒したい。ディープとシックスセンスの「差」は明確。かつ、シックスセンスとクラシック組も実は目立ちはしないが実は「その差」があると思えてならない。
京都11R 第66回 菊花賞
◎ 7 ディープインパクト
○11 シックスセンス
注12 ピサノパティック
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