前哨戦である巴賞の結果をどう判断するか?が今回の函館記念の急所と思える。ではどう見るかだ。巴賞は「不良馬場」による1800mで1分55秒0という決着。勝ち馬は後方から「位置取り9−7−4」と徐々に上がってきたエリモハリアー。つまりは不良馬場でも自分から動けていたエリモハリアー。
3着馬も同じように後方「位置取り10−7−4」と不良馬場を気にせず、自分から動けていたマチカネメニモミヨ。その間に入ったのが、終始2番手追走で2着したブルートルネードだった。ちなみにレースを引っ張ったグランリーオも3馬身ほどの着差だったことを考えると、先行2頭(グランリーオ、ブルートルネード)にとっての敗因に一見、ペースや流れというものは当てはまらないようにも思える。
人気の一角エアセレソンとて本来の待機策ではなく、巴賞では好位5番手からの競馬をし、さらに位置取りを5−3−2と自分から押し上げている。つまりは巴賞での不良馬場というものは、この馬には影響なかったと判断出来る。にもかかわらず4着に惜敗。(時計を要す芝不良馬場では本来、スタミナの無い先行する馬には厳しい)
なにが言いたいか。巴賞は結果的に先行馬に厳しい流れであったということと、不良馬場への適性というものが絡んだ結果と判断している。
ならば話は早い。自己の適性に反した巴賞で先行して敗れた馬という事になる。そう・『ブルートルネード』だ。この馬には3回東京・むらさき賞で1800m1分46秒2という開催NO1の価値ある走破時計がある。要はコノ馬のベストパフォーマンスは良馬場時計勝負。でいて不良馬場の巴賞で、同じ厳しい先行体制にあったグランリーオ、エアセレソンらを押さえて先着している。
良馬場やハンデ差(−2)および鞍上強化などを加味すると負けの要素がない?生産が白老ファームで鞍上が横山典って去年のクラフトワークと同じだし!1800mに適性ある馬に1ハロン延長の2000mなどノープログレム!
最後に調教を言うとブルートルネードはまずまずの合格点だね。特に良く映ったのがマチカネメニモミヨと併せた「エアセレソン」なんだよ。余裕の手ごたえでスーッと交わして最後に藤田が渾身のステッキ2発!伊藤雄・藤田の勝負気配がなんとも不気味でねぇ!ブルートルネードとの1点でいこっかなぁ・・・悩む。
『函館9R函館記念の結論』
◎ブルートルネード
○エアセレソン
▲グランリーオ
△スプリングシオン
△テイエムジェネラス
△ワイルドスナイパー
『小倉10R佐世保ステークスの結論』
◎ヒューマ
単走追い、しかも余力残しで終い11・5秒。具合の良さ歴然。コノ馬にとって久しぶりの好条件(芝1200m)レース出走。本来「勝てる馬」の部類のはずで、好状態での出走となればココは抜けてきても。
○フサイチホクトセイ
▲ツルマルオトメ
△マルカキセキ
△クリノワールド
△ケイアイフウジン
△ロックスキル
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